フル・スクリーンの Windows Media Center が遅いわけは?
昨日、Windows Media Center に関してマイクロソフトに言いがかりをつけるようなことを書いてしまって済みませんでした。フル・スクリーンの状態でなぜ極端に遅くなるかと、自分なりに考えて、結論が出ました。以下の結論に対してご意見がありましたら、お便りください。連絡方法は私のプロフィールのページを参照してください。
Windows Media Center というのは、本来はテレビに、パソコン内のマルチメディアのコンテンツを表示するためのソフトです。フル・スクリーンの状態にしたとたんに、このソフトはテレビを相手にした状態になると思います。テレビの解像度としてはフル・ハイビジョンの 1920×1080 ドットを想定して表示するようにしているのだと思います。それに引き替え、フルではないウィンドウ内で表示するときには、パソコンでの実際のドット数で処理しているのだと思います。ネットブックの画面の解像度は 1024×600 ドットしかありません。つまり手動で枠線を引っ張ってウィンドウを大きくしたときは最大でも 1024×600 ドット以下にしかなりません。フルハイビジョンの3分の1にも足りない画素数があれば十分なのです。処理も軽くなるはずです。
世間で売れ筋のパソコンの画面の解像度は 1366×768 ドットです。画素数にするとフル・ハイビジョンの半分程度です。つまり、この解像度のパソコンをお持ちで、Windows Media Center の動きが重たいと感じる方は、多少見栄えが悪くはなりますが、フル・スクリーンにはせずに、Windows Media Center の動いているウィンドウの枠線をドラッグして大きくした方が、よりキビキビした動きを楽しめるのではないかと思います。
最近のコメント