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2011年9月29日

ネットウォーカーの画面操作で工夫したこと

   ネットウォーカーはタッチパネルで操作することができるが、本来はパソコン向けにマウスで操作するように作られたOSを流用して、
マウスを使う代わりに、スタイラスペン、あるいは指で、タップしたり長押ししたりドラッグしたりして操作できるようにしてある(マウスも使える)。

  なので、タッチパネルでの操作に最適化されてはいない。
マルチタッチでの操作はできないし、画面上にはいつもマウスカーソルが表示されていて、邪魔に感じることがある。
  かといって、カーソルの位置を気にする必要がないのかというと、そうでもない。右ボタンを押してメニューを出す場合、目指すアイコンが選択された状態に変色していても、マウスカーソルがそのアイコンの上になければ、期待通りのメニューは出ず、今マウスカーソルのある場所についてのメニューが出てしまう。

何とも中途半端な印象を受ける。反応の最適化という点では、ご先祖に当たるザウルスの方がずっとスタイラスへの反応が気持ちよかった。

   結局、マウスカーソルの位置は重要であるのだが、大きすぎると、目指す位置がマウスカーソルの下に隠れてしまって操作しづらくなるので、マウスカーソルを小さく表示するように設定した。

  スタイラスで正確な位置をタップできるようにしなければならないが、それがやりづらい。
購入して最初にスタイラスのタップの位置合わせの設定をさせられるが、1回目からうまく設定するのは難しい。
最初はどうしてもタップした位置へカーソルが行かなくて、
例えば、画面右下にあるスクロールバーの下向け矢印を押そうとしても、その近くにあるゴミ箱が反応してしまったりして、イライラさせられた。
結局何回も位置合わせの設定をやり直した。
やり直すうちにコツが分かってきた。
9ヶ所の位置合わせごとに、
画面にペン先が触った後、すぐに離したりせず、
押し付けたままで、前後左右からよく見比べて、
確かにペン先が目指す位置の真上にくるようにペン先をずらせて調整し、
正しい位置にあることを確かめてから、
ようやくペン先を浮かせるようにする。

  表面のガラスに厚みがあるので、1方向から見てちょうどの位置と思っても、実際にはズレていることの方が多いから、このように慎重に作業しなければならない。

  それがきちんとできたので、今はスタイラスに対して正しく反応するようになって、気持ちよく操作できている。

  スタイラスの使用のためのユーティリティの初期設定値は、この機種の全てのマシンに共通であってかまわないはずだ。
  手作業で難しいような、タッピングの最適な位置合わせの設定を、
初めてこのマシンに触れる不慣れなユーザーに手作業でさせたりせずに、メーカーの方で、事前に数値で正しく設定してからインストールして出荷することもできると思うが、どうだろう。

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