Mac mini の Bluetooth(その2)
この記事は前稿「Mac mini の上には物を載せないで!」の続編である。
Mac mini は本体下の面からの放熱がかなりあるので、それを逃がすために、私は Mac mini を机の表面より少し高いところに設置して使っている。
前稿に書いたとおり、私の Mac mini (2009 Late) の Bluetooth 用のアンテナは本体の上面近くにあるので、机の表面に置いてあるキーボードやマウスとは、ますます電波のやりとりが難しくなり、ちょっとした邪魔な電波が入っても、影響を大きく受ける状態になっている。
前稿には、Mac mini の『上に何も置かないようにしたら、Bluetooth 機器が使えなくなる事態は、今のところ起きていない。』と書いたが、
最近また、キーボードやマウスとの接続が切れやすくなった。
今度は、接続が切れる現象は必ず、常用しているUSBポータブルHDDを繋いだときに起きることを突き止めた。
それで、そのHDDをよく眺めると、裏に、
『この装置は、クラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。 VCCI-A 』
と書かれている。
VCCI は、コンピュータなどの情報機器から発生する電磁妨害波の規制について協議する、日本の業界団体の略称である。ここが定めている規格に、VCCIクラスAと、VCCIクラスBがあり、Aの方がたくさん妨害電波を発生する恐れがある。
つまり、Bluetooth や無線LAN など、電波を多用する使い方では、VCCIクラスAの機器は避けた方がよいのだ。
そんなことを知らなかった私は、デザインがフォルダのアイコン(古いWindowsのもの)に似ていてかわいいので、そのHDD (今は製造終了) を買ってしまっていた。
これまでは別のコンピューターを主に使っていたので、今回の記事に書いたような現象も起きず、こんな規格に気がつかなかった。
それで、私は 、Mac mini に接続して常用する外付けHDDを、
VCCIクラスBの規格のUSBポータブルHDDに取り替えた。
すると Bluetooth の電波障害は激減した。
その他、疑問に思われる点については、私見を述べても不正確になりますので、
次のサイトをご覧ください。
http://support.apple.com/kb/HT3986?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
また、bootcamp の詳しいやり方の説明は次のURLにあるPDF文書をお読みください。
http://manuals.info.apple.com/ja_JP/boot_camp_install-setup_10.7_J.pdf