Android の BASIC! を使ってみた
Nexus 7 にインストールしたものの、サンプル・プログラムを動かしてみるだけで自分のプログラムをしばらく作らずにいた BASIC! で初めて自分のプログラムを作ってみました。
上の実行画面キャプチャのように、前に投稿した iPod touch 上の BASIC で作ったプログラムと似たような、いろいろな大きさと色の半透明の円を画面いっぱいにたくさん描くプログラムです。
このBASICではプログラムに行番号が不要でラベルを使えるので、読みやすいプログラムが書けます。
いろんな命令が盛りだくさんで、加速度センサーなども使えて高機能にもかかわらず、無料の BASIC です。
実効速度も速いです。コメントや文字列に日本語を使うことが出来ます。
まず、このBASIC に関するホームページにいろいろな名前が出てきて、私の頭がこんがらがりそうになったのでここで整理しておきます。
- 正式な名前は「RFO BASIC! for Android」です。
- Google Play でのアプリ名は「 BASIC! 」だけです。
- マニュアルの名前は「 De_Re_BASIC! 」です。この言葉は「 BASIC! について」というような意味です。
アプリ作者によるサイトは http://laughton.com/basic/ です。簡単なヘルプはアプリに入っていますが、詳しいマニュアルはここからダウンロードできます。ただし、全て英語です。といっても簡単な英語ですので、プログラミングに慣れた人なら比較的すらすらと読めると思います。
iPhone や iPad などの iOS 端末用に、よく似た名前の(大文字と小文字が違う)「 Basic! 」というBASICアプリが APP Store にありますが、これと BASIC! とは全く別のものですので、間違わないでください。
この BASIC のサンプル・プログラムのリストを眺めたとき(きちんと読まずにさっと眺めただけ)、例えば「 Gr.circle 」という風に命令の途中に「.」(ピリオド)が入っていたりして、オブジェクト指向のプログラミングをしなければいけないと誤解させるような面構えだったので、敬遠していたのですが、実は全然オブジェクト指向ではありませんでした。単に命令を分類する手段に「.」を使っている感じです。
さて、私の作ったプログラムを下に載せておきます。
グラフィックスの表示のために、他の BASIC より少しだけ多くの命令を書かなくてはいけませんが、それをうまく使えば気の利いたプログラムが作れそうです。下のプログラムリストの中の 最初の3行や、後半にある Gr.render などがそれです。
Nexus 7 では縦長の状態でのグラフィックスのプログラムは、うまく動きません。いろんな人のプログラム例を見ても、グラフィックスを使う場合は横長の画面で使っているものばかりです。その理由を私は知りません。
また、乱数を発生させるための命令が、前回投稿の BASIC とは書き方が少し違うので、それを発見するのにも手間取りました。
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Gr.open 255,0,0,0 % 背景は透明度なしで黒
Gr.orientation 0 % 横長画面にする
Gr.screen w, h
dummy = randomize(0)
for i = 1 to 500
a = rnd()*128+127 % 円の透明度
r = rnd()*235+20
g = rnd()*235+20
b = rnd()*235+20
fill = 1
Gr.color a,r,g,b,fill
cx = rnd()*w
cy = rnd()*h
radi = rnd()*100 + 10
Gr.circle nc, cx, cy, radi
Gr.render
next i
do
until 0
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