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2018年10月18日

iPhoneと PC間で Wi-Fi を使ってデータ転送

 私は、Wi-Fi を使って、 iPhoneの Documents by Readdle (以下、「Documentsアプリ」)とパソコンの共有フォルダの間で、フォルダあるいは複数のファイルを、一度の操作で転送する方法を、自分としては初めて見つけた。既にご存じの方も居るだろうけれど、報告させてもらう。
 この方法は、インターネットでクラウドのドライブを使うのとは違って、純粋にLAN内だけでの転送なので、高速に転送できる。

● そのための Documentsアプリでの準備として、

画面下の左から2番目の雲の絵の付いた「サービス」をタップし、
「+アカウントを追加」 をタップし、
「田 Windows SMB」をタップして現れた画面で、
URLの欄の「smb://」の次にパソコンの コンピューター名 と / を入力し、
 (結果は例えば、smb://winpersocom/ )
パソコンでのログオンユーザー名と
パスワードを入力して、
画面キーボードの「Done」をタップする。
これで、少し待っていれば接続の設定が終わる。

その後は、パソコンが起動されていて iPhoneと同じLANに繋がっていれば、
いつでも「サービス」の一覧から選ぶだけでパソコンの共有フォルダにアクセスできる。


● iPhoneからパソコンへの転送(アップロード)は、

(1) Documentsアプリで
 転送元のフォルダまたはファイルの「…」メニューをタップし、
 メニューで「アップロード」をタップ。
(2) アップロード先の指定で、一覧からパソコンを選び、
 少し待ってから、タップでフォルダをたどっていき、
 転送の目標となる共有フォルダの内容が表示されたときに、
 画面下の青い「アップロード先....」をタップすれば、転送される。

(パソコン内の転送先にしたいフォルダの共有設定は、
 前もって 読み取り/書き込み を許可しておく必要がある)

 複数のフォルダまたはファイルを一度に転送したければ、

 Documentsアプリの画面右上の「編集」をタップしてから、
 送りたいフォルダあるいはファイルにチェックを入れて、
 画面右下の「… その他」をタップして
 出てくるメニューで「アップロード」をタップして、
上記の(2) の操作をすればよい。


● パソコンからiPhoneへの転送(ダウンロード)は、

 パソコン側で、iPhoneへ転送したいフォルダまたはファイルを、
 読み取りを許可された共有フォルダへ置いておいて

 iPhoneの Documentアプリを操作して
 画面下左から2番目の「サービス」をタップし、
 一覧からパソコン名を選んでタップし、
 しばらく待って、フォルダをたどってパソコン内の共有フォルダを開いて
 転送したいフォルダまたはファイルの「…」メニューで
 「ダウンロード」を選べば
 Documentsアプリの「ダウンロード」フォルダへダウンロードされるから、
 あとはDocumentsアプリ内の、目標のフォルダへ移動すればよい。

 複数のフォルダまたはファイルを一度に転送したければ、

 Documentsアプリにパソコンの共有フォルダ内を表示した状態で
 画面右上の「編集」をタップしてから、
 iPhoneへ送りたいフォルダあるいはファイルにチェックを入れて、
 画面下の左から2番目の「ダウンロード」をタップすればよい。


※ QRコードとウェブブラウザを使う新しい方法は、

パソコンからiPhoneへの転送については、今のところ1回にファイルを1つずつしかできないし、
フォルダ全体をいちどに転送することもできない。
(その代わり、パソコン内のどこからでも、iPhoneの Documentsアプリ内のどこへでも転送できるという自由度はある)

Documentsアプリとは別に、
パソコン上でウェブブラウザを扱い、
iPhone 内蔵のカメラも使うという、
操作の煩雑さがある。


※ それに対して、ここに書いた方法は、

パソコンからiPhoneへ、フォルダやファイルを1回に複数個転送できる。
(その代わり、パソコン側で送受信できる場所が共有フォルダ内に限定され、iPhone の Documentsアプリ内への転送先は「ダウンロード」フォルダに限定される)

準備が済んでいればパソコンを操作する必要がなくて、
操作が iPhone での Documentsアプリだけで完結するので、
私にとっては、もっと簡単に操作できて、使いやすい。

 パソコン側の共有フォルダは、転送対象にしたいフォルダの共有設定をその都度いじることはできるが、私は、共有設定で読み取り書き込みともに許可した特定のフォルダを、郵便ポストあるいは郵便受けのように利用している。iPhoneへ転送したいデータは、あらかじめ転送前にこのポストのフォルダへコピーしておくことにしている。iPhoneからの転送先は、まずこのポストのフォルダにしておいて、受け取ったあとに、パソコン側で最終的な保存先フォルダへ移動している。


※ この文中の "iPhone"は、iPad や iPod touch と読み替えても実行できると思う。
私が試したのは、iOS 12 をインストールしたiPhone 8 と
Windows 10 のパソコンと Windows 7 のパソコン。

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